かみ合わせは、全身の健康状態をバランスよく保つために、重要な役割を果たしています。症状としては、「肩こり」「首回りのコリ」「腕の痛み」「目のかすみ」などがあります。歯のかみ合わせが合っていれば、大きな力が歯に加わった場合でもかみ合わせに働く筋肉に、余計な緊張が起こることはありませんが、かみ合わせの位置がずれていると、たとえ強い力で噛みしめることが無くても、筋肉には常に緊張が生じるため、体調不良の原因となります。
顎関節症について
顎関節症とは、あごの関節(顎関節)周辺に「あごが痛い」「あごが鳴る」「口が開けづらい」などのような何らかの異常がある状態を指します。障害がおきる原因としては、顎関節部にある筋肉の緊張によるものと、器質そのものの障害がある場合が考えられます。そのほかに、心理的原因によっても、顎関節症が起こることが知られています。顎関節症は、子供から高齢者まで幅広くみられる病気ですが、特に20歳代前半と40~50歳の女性に多い病気であることがわかっています。